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ママに人気の間取りで家事や育児をラクにする 人気ランキングを実例で紹介

投稿日時:2023/04/18(火) 17:31

これから家を考える方にとって、ママとパパが悩む間取りについて家事や育児をラクにするアイデアをご紹介します。

間取りや家事動線などは、夫婦が参加されるご家庭が多くなるこの時代ですが、間取りや色などの決定権はママの方が

多くいらっしゃるようです。そこで、以下の記事ではママに人気の間取りを実例でランキング形式でご紹介させていただきます。

 

家事ラクの間取り:洗濯編

・洗濯機と洗面所と洗濯物干し近くにある。 洗濯物の運搬や取り込みを短時間で済ませることができます。

洗濯機と洗濯物干し場が近くにあると、洗濯物を干す際に手間が省けるだけでなく、時間の短縮にもつながります。

洗濯物を干す際に運び過ぎる必要がないため、体力や時間を節約することができます。

また、梅雨や冬季など、天候が不安定な時期でも、洗濯物を干すことができます。室内に干す場所がある場合、

洗濯物が乾きにくいといった問題も解決できます。

さらに、洗濯機と干し場が近くにあることで、洗濯物を取り込む際にも手間が省けます。

洗濯物を干す場所から遠く離れている場合、取り込む際に再度運び過ぎる必要があります。

しかし、洗濯物干し場が近くにあれば、取り込む際に手間をかけることなく、スムーズに取り込むことができます。

以上のように、洗濯機と洗濯物干し場が近くにあることで、手間や時間を節約することができるだけでなく、天候に左右されずに洗濯物を干すことができるなど、さまざまなメリットがあります。

収納スペースが多い?

洗剤や柔軟剤、アイロン、掃除道具などをまとめて収納できるスペースがあると、家事がスムーズに進みます。

クローゼットや棚などを多数設置すると良いでしょう。収納するものの項目に合わせた収納場所があると更に

便利です。例えば、洗面所には浴室のお手入れグッズや洗剤などを置きますが、食べ物や書類などは置かないと

思います。

子育てのしやすい間取り

広いリビングルームがあると、子供が遊ぶためのスペースを確保するだけでなく、勉強をするためのスペースも確保できます。

子供が勉強する際に、リビングルームのスペースを使うことで、家族が一緒に過ごす時間が増えるだけでなく、

目の前で勉強をしている子供を見守ることもできます。また、リビングルームは家族が一緒に過ごす場所としても重要なスペースです。

広いリビングルームがあると、家族が一緒に過ごす時間が増えるため、家族のコミュニケーションが深まります。

リビングルームに適度な距離感を持たせるためには、テレビやソファなどの家具配置にも工夫が必要です。ソファを壁に寄せたり、

テレビを壁から適度な距離に設置することで、広さを感じることができます。また、コーヒーテーブルやクッション、

ラグなどの小物を取り入れることで、空間のアクセントになります。また、壁面に棚や飾り棚を設置することで、空間を広く見せることができます。

以上のように、広いリビングルームは、家族が一緒に過ごす時間を増やすだけでなく、子供の遊びや勉強にも適したスペースです。

リビングルームの家具配置や小物の取り入れ方にも工夫を凝らすことで、さらに居心地の良い空間を作り上げることができます。

掃除やお手入れがしやすい間取り

掃除やお手入れがしやすい間取りは、家事の手間を軽減するだけでなく、家全体の清潔さを保つことができます。

そのためには、床にものを置かない収納方法を取り入れることが重要です。

例えば、棚や収納ボックス、キッチンカウンターの引き出しなど、床に収納することのできるアイテムを活用することで、

床に物を置かずにスッキリとした部屋を保つことができます。また、床に散らばった物をスムーズに収納できる場所を確保することも重要です。

さらに、床にものを置かない収納方法を取り入れることで、ルンバなどの掃除ロボットを有効活用することもできます。

ルンバは床に散らばった物を避けて掃除するため、床にものを置かない収納方法を取り入れることで、掃除の効率を高めることができます。

また、掃除機やモップなどのお手入れアイテムも、収納場所によって使い勝手が大きく変わります。掃除機は、

壁掛け式やキャスター付きの収納棚に収納することで、手軽に取り出しやすく、しまいやすい場所に保管することができます。

また、モップなどは、ステンレス製の収納ホルダーに収納することで、水切りがしやすく、清潔に保つことができます。

以上のように、掃除やお手入れがしやすい間取りを実現するためには、床にものを置かない収納方法を取り入れることが重要です。

また、掃除ロボットを活用することで、掃除の効率を高めることができます。掃除機やモップなどのお手入れアイテムも、

収納場所によって使い勝手が変わるため、適切な収納方法を選ぶことが大切です。

床が滑りにくく、掃除機がかけやすい素材

床が滑りにくく、掃除機がかけやすい素材のフローリングを採用することで、家事の手間を軽減するだけでなく、

清潔さを保ちやすくなります。無垢の杉材は、その点で優れた素材と言えます。

無垢の杉材は、柔らかくて弾力性があり、床に落としたものが割れにくく、足が疲れにくい特徴があります。やわらかいので傷が付きやすい

ですが、皮製品のように、傷や色の変化を良い味が出てきたと捉えられるならおすすめします。

また、杉材は自然の植物由来のオイル油塗装のため、汚れがつきにくく、お手入れも簡単です。床に飲み物をこぼしてしまった場合でも、

すぐに拭き取ることで綺麗に保つことができます。さらに、木材独特の温かみがあり、リビングやダイニングなどの家族が集まるスペースに最適です。

そして、ビニールフローリングに比べて菌などが繁殖しにくい素材でもあります。

以上のように、無垢の杉材は床が滑りにくく、掃除機がかけやすい素材として人気があります。お手入れも簡単で、木材の温かみがあるため、

家族が集まるスペースに最適です。ただし、家具の脚などで床面が傷つくことがあるため、注意が必要です。補修も可能なので、長い目で見て

いくと良いでしょう。

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C値とは、住宅の気密性で重要な性能の一つ。基準がなく、必要かそうでないか

投稿日時:2023/04/12(水) 15:51

はじめに

住宅の性能を評価するための指標の一つとして、C値というものがあります。この記事では、C値とは何か、暮らしにどのように関わるのか、メーカーによるC値の公表や基準が存在しない理由について解説していきます。

1. C値はどんな意味

C値は、住宅の気密性能を表す指標で、隙間からの外気の侵入をどれだけ抑えることができるかを示します。数値が低いほど、気密性が高くなります。C値が高くなると、空気質・温度・湿気・音の侵入が少なくなり、快適性が向上します。

 

2. C値が暮らしにどう繋がるか

C値が良い住宅は、外気の侵入を抑えるため、室内温度が一定に保たれやすく、冷暖房の効率が良くなります。また、外部の騒音や花粉が入りにくくなるため、快適な住環境が実現できます。人が1日に呼吸する量は15000リットルと言われており、そのうち60%が室内の空気だそうです。外のホコリや花粉が入りにくくなるだけで健康面に優しい家となりますが、お掃除のしやすさにも影響します。

窓を閉めた状態でも換気システムの効率が上がり空気の流れを作りやすくなる。

熱のロスを防ぎ冷暖房効率が良くなる。室内の音漏れが少なくなり、また室外の音も聞こえにくくなり静かな空間になる。逆に、C値が悪い住宅では、エネルギー効率が低くなり、光熱費が増加することがあります。

 

3. C値を公表しないメーカーが多い

住宅メーカーの多くは、C値を公表していないことがあります。これは、C値を測定するための国の基準がないため、比較が難しいからです。また、C値だけでなく、他の性能指標も併せて考慮する必要があるため、メーカーがC値を重視していない場合もあります。一方で、以前は国の方でもC値の基準は公表されていましたが現在では基準がありません。

 

4. C値の基準がないから必要かそうでないか

C値の基準がないため、必要かどうかは個々の住宅や住まい手のニーズによって異なります。一般的には、C値が低いほど快適性や省エネ性能が高まることが期待できますが、他の性能指標も考慮することが重要です。例えば、耐震性や断熱性能なども住宅の性能を評価する上で大切なポイントです。そのため、C値だけに注目するのではなく、全体的な住宅性能をバランスよく評価することが大切です。一方で、C値は施工技術に依存する指標で、現場の施工が悪ければ当然悪いC値になってしまいます。家を商品と例えるなら、品質をどう保証するのでしょうか。C値と言う気密性は、品質そのものと言っても過言ではありません。実は、C値は快適な暮らし心地に紐づく重要な指標だからです。あなたがご自身の家をつくってくれる人は、下手な職人さんにお願いしますか?

 

5. C値が良いと隙間が全くないのか

C値が良い住宅は、確かに隙間が少なく、気密性が高いと言えますが、それが「全く隙間がない」とまで言い切ることはできません。住宅には、換気のための意図的な隙間や、建築時に避けられない隙間が存在します。大切なのは、適切な換気設備を設置し、建築時に隙間を最小限に抑えることです。大事な点なのでもう一度記載をします。C値は、建築時に隙間を止めることが最優先です。それはいつか?外壁工事の前に家の隙間を確保出来た段階で、配線・配管工事などの穴あけ工事前に実測します。このタイミングで気密性が悪いと言うことは、その後の工事も隙間を解消されず、各工程の職人がそもそも気密性を確保する工事を意識していない可能性が非常に高くなるのです。

 

6. C値が悪いとどうなるか

C値が悪い住宅では、外気の侵入が多く、室内温度が一定に保ちにくくなります。その結果、冷暖房の効率が低下し、エネルギー消費が増えることがあります。また、外部からの騒音や花粉などの侵入が容易になるため、住環境が悪化することも考えられます。これは盲点かもしれませんが、虫の侵入も可能性が増えます。弊社はC値=0.5以下を引き渡し基準としており、通常このレベルで家全体で換気などの必要な穴を除き5センチ程度の隙間しかありません。因みに、直近40棟の実測値平均は0.29以下でお引渡ししております。

 

7. C値はオプションでしてもらえるのか

住宅メーカーや工務店によっては、C値の測定をオプションとして選択できることがあります。これにより、住宅の気密性能を向上させることができますが、コストがかかる場合もあります。また、C値を向上させるだけでなく、適切な換気設備の設置や、他の性能指標も考慮して、全体的な住宅性能のバランスをとることが重要です。弊社の考えとしては、日頃気密性を確保していない住宅会社が、お客様の要望で実測したとしても良い数字は出ないと考えております。事実、弊社が28年前から高気密高断熱住宅のスーパーウォール工法を軸として採用しており、毎年欠かさず気密測定を実測し続けてお施主様に性能報告書を提出しております。C値は机上の空論ではなく、実測が必要といった点が、弊社が重要視している理由です。

 

8. C値はどのように計測するか

C値の計測は、専門機関や住宅メーカーが行うことが一般的です。弊社は株式会社LIXILへ第三機関として計測を依頼しております。因みに、スーパーウォール工法は必ず測定を行います。 計測方法としては、住宅内にある開口部(窓やドア)を封鎖し、特定の圧力差を作り出すことで、外部からの気流量を測定します。この気流量をもとに、住宅の気密性能を数値化し、C値を算出します。ただし、C値の計測方法にはいくつかのバリエーションがあり、国や業界団体によって異なる基準が設定されている場合もあります。そのため、C値を比較する際には、同じ基準で測定された数値を用いることが重要です。一方で先にもお伝えしたように、気密測定を行っている住宅会社は非常に少なく、測定をしているだけでも絞り込みが出来ると思います。

現状全てを統一した測定は難しいでしょう。結論としてはそれを一つの物差しと考え、「気密・断熱・換気・空調」この4つのバランス+安全安心を見ていくことが望ましいです。

 

まとめ

C値は住宅の気密性能を表す指標であり、数字が低いほど気密性が高くなります。C値が良い住宅は室内温度の安定やエネルギー効率の向上に寄与しますが、基準が存在しないため、メーカー間での比較が難しいという課題があります。C値だけでなく、耐震性や断熱性能など他の性能指標も考慮し、全体的な住宅性能をバランスよく評価することが重要です。住宅選びの際には、C値を含むさまざまな性能指標を理解し、自分のニーズに合った住宅を選ぶことが求められます。

弊社は新築住宅を行う際に、建築途中の構造見学会を開催させていただいておりますので、どのようにして気密性を確保するかや、家の中身にご興味がある方にはぜひおすすめします。もちろん、これまで28年間高気密高断熱を取り組んだ弊社としていつでもアドバイス出来ますので、ぜひお客様の夢のマイホームに活かしていただきたいです。

 

 

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UA値はどこを基準にしたら良いか。断熱等級ごとの家づくり

投稿日時:2023/03/12(日) 14:51

断熱等級ごとの家づくり

家づくりを考える多くの皆様がいつかは目にする住宅性能。今回は断熱性能を意味するUA値(ユーエー)についてです。多くの疑問、どこを基準にしたら良いのでしょうか。断熱等級ごとに分けてお伝えします。

まずは用語の説明として、「UA値とは」外皮平均熱貫流率のことです。これは、換気によって失われる熱を除いた、建物の熱の逃げやすさを表す数値のことです。建物の断熱で覆われた部分が重要となり、外部に面するところが熱が伝わっていく部分です。UAの(ユー)と(エー)は別々の意味になります。それは、U値(ユー)外部に面する「部材」の熱が伝わる数値。例えば、壁・柱・断熱材といった家の断面をイメージしたときに、層になっている部分のことです。もう少しかみ砕くと、木造の柱と鉄骨の柱では木と金属で熱の伝わ方が違いますね。一見難しいようですが、小学校の理科で習った温熱を思い出していただければ理解しやすいです。

U値(ユー)を、基礎も含めた外部に面する断熱材で覆われた面積の平均値A(エー)(アベレージ)がUA値(ユーエー)となります。数年前はQ値(熱損失係数)が断熱の指標となっていました。どちらも大切な指標ですので、弊社は両方数値を公表しています。

現在、断熱性能は義務化にはなっていないので、家を購入、建築するお客様は自由です。一方で義務化になっていないことが問題で、性能と暮らしを意識しないのなら、住宅性能がいくら低くても、暮らし心地が悪くても売れれば構わないことになってしまうので、市場心理から見ると、安かろう悪かろうの建物が成り立つ仕組みになってしまいます。お客様によっては、このような省エネについての説明を受けずに高性能だと勘違いをして購入をする方も非常に多くいらっしゃいます。建築業界の問題でもあるのですが、説明すら出来ないスタッフが商品住宅と称して仕組みで家を売るやり方も多いのです。

それでは、UA値はどこを基準にしたら良いでしょうか。家づくりには予算がつきもの、断熱だけにお金を掛けるわけにはいきません。高性能住宅を27年前から取り組んでいる弊社のアドバイスとしては、「予算内で出来るだけ断熱にお金を掛けるべき」です。わかりやすくすると、断熱材や窓など外部の環境に影響を受けにくくする措置をどこまでするか、建物の仕様部分をしっかりと考えていただきたいのです。

ここで誤解の無いように補足すると、住宅の4大バランスである気密・断熱・換気・空調、災害の耐久性が備わっていることを前提に、今回の記事は断熱について記載しております。

建物は長く維持していくもの、建築時に断熱にお金を掛けないということは、あとで大金を使ってリフォームすることになります。家にとって断熱は、ほとんどが内部の工事なので、後から追加したり取り換えたりが難しいのです。家全体工事なら仮設足場も必要になりますので、余計な費用が発生します。

断熱材は、一生壊れない冷暖房器具とお考えください。もちろん物によっては湿気に弱い断熱材もあるので、仕様の検討は大切です。弊社が27年前から高気密高断熱住宅に取り組めた理由の一つとしては、スーパーウォール工法と言う、断熱材が水を吸わない材質で35年無結露保証が付いた製品を扱っているからです。

それでは、UA値には、どのようなランクがあるのでしょうか。結論からお伝えすると、等級は1~7まであります。断熱等級ごとの暮らしを例えながら一つずつお伝えします。等級1は命を守る最低基準で「断熱材がない、無断熱」です。等級2は昭和55年基準といって、この年に施行されたものです。等級3は平成4年基準。等級4は平成28年基準≒平成11年基準でもあります。この等級4は、2022年3月までは国の最高等級とされていました。しかし、これは非常に低い基準で、高気密高断熱と言えるレベルでもありません。昔に比べたら高気密高断熱といったレベルです。それでも最高等級だったので、多くの方が誤解していた原因でもあります。少なくとも本来なら最低基準で義務化でもきついレベルとお考えください。本来であれば2020年に義務化される見通しでしたが見送られ、2025年が義務化予定となっています。そして、2022年4月から新たに施行された等級5。これはZEH(ゼッチ)基準相当です。ZEHとは、太陽光発電を搭載し、創るエネルギーと消費するエネルギーを相殺して0に近づける認定基準のことです。そして、2022年10月から施行の上位等級である等級6と等級7が設定されました。等級6になると太陽光発電との相性が良く、積極的に採用をしたいところです。等級7が現在日本の最高等級になります。このレベルになると、冬に天気が良ければ無暖房状態を維持しやすくなり、そこに生活熱が加わって熱を室内に蓄えることが出来、さらに無暖房状態が長く続くようになります。冷暖房設備の運転が少ないので、最も光熱費に優しい家になります。

UA値水準について補足ですが、省エネ地域区分と言って地域ごとの気候に合わせた区分分けが7つあります。九州は6地域・7地域と温暖な地域として位置づけられており、下記の水準は福岡市西区の馬渡ホームがある、九州の地域区分で説明させていただきます。簡単に言えば、東北のような寒い地域は消費エネルギーが多いため、同じ等級でも水準がより厳しくUA値が設定されています。九州でも積雪地域があるので、一概に温暖な地域と言えない部分はあるので、あくまで目安とお考えください。

国の断熱等級5~7が設定される前からすでに同様のUA値で一般社団法人がHEAT20 G1グレード~G3グレード(ヒート20 ジーワン~ジースリー)が存在していました。弊社も以前からこの指標を参考にお客様へ省エネ提案をしていました。

ここで整理すると、UA値は断熱の目標値であって、目安にすぎません。実際の暮らしが関わって、住む人の暮らし方によっても消費するエネルギーや暮らし心地が変わるからです。そこで、HEAT20の指標はつい最近まで日本に不足していた室温とエネルギーの指標を捉えた設定でした。室温について言及するということは、高性能であることのメリットを健康面や環境について意識することです。これは当時活気的でもありました。なぜなら、家づくりを検討している方にとって情報収集しやすく、作り手にとって同様の指標で会話が出来るからです。弊社もどちらかと言えば、HEAT20のグレードを参考に自社商品を展開しております。

続いて、HEAT20の3つのグレードについて解説します。G1はUA値0.56水準。断熱等級4がUA値0.87(平成28年基準≒平成11年)で、これと比べると、エアコンの間けつ運転で40%の削減率、全館連続暖房で50%の増加率になります。平成28年基準は低性能住宅ですので全館連続暖房はエネルギーがかかりすぎるため、居室のみの間けつ運転になっています。そして、G1水準の家は冬場おおむね10℃を下回らない最低室温ととらえ、住宅内部で15℃未満となる面積が15%程度と位置付けされています。

G2はUA値0.46水準で断熱等級6の上位等級になります。断熱等級4がUA値0.87(平成28年基準≒平成11年)と比べるとエアコンの間けつ運転で55%の削減率、全館連続暖房で等級4のエネルギーとおおむね同等で全館連続暖房が可能となります。そして、G2水準の家は冬場おおむね13℃を下回らない最低室温ととらえ、住宅内部で15℃未満となる面積が10%程度と位置付けされています。G2レベルは、断熱性能を向上する恩恵が、費用対効果として表しやすいです。もし、同じ消費エネルギー(光熱費)としたら、住み心地が違います。たとえ建築コストや建物代金がアップしても、金額が予算内ならどちらを選びますか?先にお伝えした、太陽光発電との相性が良い意味ともつながります。

G3はUA値0.26水準で断熱等級7の最高等級になります。断熱等級4がUA値0.87(平成28年基準≒平成11年)と比べるとエアコンの間けつ運転で75%の削減率、全館連続暖房で等級4のエネルギーより40%削減で全館連続暖房が可能になります。そして、G3水準の家は冬場おおむね15℃を下回らない最低室温ととらえ、住宅内部で15℃未満となる面積が2%未満と位置付けされています。太陽光発電との相性は抜群です。費用に余裕があれば蓄電池の導入も視野に入ります。

ここまでのご説明でようやくUA値の基準をお伝えしました。皆様はどの水準が良いと思いますか?当然水準が上になるほど建築コスト(主に断熱にかける費用)は増えていきます。ちょうど良い断熱性能や費用対効果が高い基準はどこか?とお考えになることでしょう。作り手によっては、〇〇の基準がコスパが良いと指定される投稿も見かけますが、先にもお伝えした通り、建築時になるべく断熱に予算を掛けていくことが最もコスパが良いと結論付けます。わずか数百万円の違いが、後から施工すると倍以上かかってしまうからです。最初にきちんとお金を掛けておけば、孫の世代まで家を引き継ぐことが可能になるので、20~30年で取り壊しが必要になる一般住宅と、わずかな維持費で次世代に引き継げる家はどちらの方がお得になるかは言うまでもありません。

家づくりを購入、検討される方はまず知らない事実なので、目先の値段にとらわれてしまいます。知れば知るほど良い住まいに近づきます。家は、車やスマホのように10年もしないうちに手放すようなことは基本的にしないはずです。仮に手放しても、次の住まいが必ず必要になるので、住み心地や維持管理、光熱費や災害に守ってくれる住まいは一生必要です。特に、2023年に入ってから光熱費の負担が増えたことで、省エネで快適に住むか、住み心地を犠牲にして冷暖房を我慢するか選択を迫られることになりました。このままではいけないと次の住まいを探したり、既存の住宅を断熱リフォームなどして省エネルギー化を進める考えの方も増えてきました。だからこそ、家づくりを検討するかたには住宅性能を最優先で考えていただきたいのです。土地や金額はそのあとでじっくり話し合っていけば良いからです。

結果的に、UA値の基準をどこにするかを考えていることになります。今回の記事では断熱についての解説でしたが、家づくりはそれだけではありません。

気密・断熱・換気・空調、災害の耐久性についてトータルで考えが必要です。弊社は27年前から高気密高断熱住宅に取り組むことで、住む人の健康と快適と安心と安全をご提案しています。その一つ一つを大切にしながら、お客様にサポートしていますので、家づくりはぜひ弊社へご相談ください。実際に、弊社のG3(等級7)の宿泊体験や見学会も実施しておりますので、お気軽にお問合せください。

 

 

 

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住宅ローン金利と家づくりの目的

投稿日時:2022/12/23(金) 09:51

今、家の購入をされる方にとって気になっている住宅ローン金利についてお伝えしようと思います。

2022年12月20日、日銀の長期金利が引き上げになるとのニュースを目にして、住宅ローン金利上昇の

懸念を感じていると思います。これまでの住宅ローン金利は1%を下回るほどの低い推移で維持されていました。

底値に近いので、いつかは金利が上がるだろうとの考えは誰しも考えていたと思います。

いざその時期になってくると、全体的な動きとしては、住宅購入を諦めたり、賃貸などに切り替えたり

するのではないでしょうか。

まず、先にお伝えしたいことは、金利には固定金利と変動金利があります。この2つは別々の指標で決まっていますので、

今回は長期金利が0.25~0.5程度まで幅が変わるとのことで、固定金利が増えることになります。

変動金利の方には今のところ影響は無いです。ただ、今後便乗的に動く可能性もあるので、日頃の情報に注視していくと

良いかと思います。個人的な感想ですが、上がるなら上がるとはっきり発信してもらう方が結果的には動きやすいと感じています。

 

最近では様々なところで値上がりなど続いています。しかし生活は変わらずしていく必要があるので、家の購入を延期しても

諦めても決断していくことになります。先に結論を申しておくと、今の時期、時代に合わせた家づくり計画を進めるべきです。

価格が高騰しているのであれば、サイズを小さくしたり、土地の希望エリアを変えるなどして高騰分の影響を相殺する努力が

必要です。一番やってはいけないことは、便利な場所だからと土地代が高くついて家を妥協せざるを得ない状況になることです。

コスパが良い家なんて本来あり得ません。家は新築した時の基本性能でその後のメンテナンスから暮らし心地まで全てが決まります。

近頃断熱リフォームも兼ねたフルリノベーションが増えてきましたが、こちらの方は新築時よりも圧倒的に高くつきます。

つまり、新築時になるべく家の基本性能にお金を掛けておく方が最もお得になるわけです。

「でも、私たちにも予算があるから」だからこそ、全体の予算の中に収まるように工夫すべきなのです。

何の為に家を購入するのでしょうか。ピカピカの住宅設備を堪能するために一生のお金を掛けるのでしょうか。

SNSでおしゃれな空間に住みたいから一生のお金をかけるのでしょうか。そのどれもがきっと、家づくりのきっかけにしか

過ぎず、本質ではありません。もっと根が深いところに意識を向けて目的を探って欲しいと思います。

弊社では、寒い冬でも無暖房状態が長く続くような、冷暖房のエネルギーを極力抑えた超高性能住宅をお客様の予算に

合わせて標準提案しています。糸島市前原西に、超高性能住宅のモデルハウスで宿泊体験が可能なので気になる方はぜひ

お問い合わせください。

 

〒819-0043

福岡市西区野方5-39-2

株式会社馬渡ホーム まわたり ゆういち

 

 

 

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悪質リフォームに

投稿日時:2022/10/15(土) 09:57

国交省より悪質リフォームに対するお客様に注意喚起が案内されていたのでお知らせします。

最近の建築業界では、既存住宅の性能改善を伴うリノベーションがブームとなりつつあります。この方法は、

これまでの住み心地を改善し、エネルギーの削減にも繋げる考えで、建物の断熱性を高める工事が含まれています。

しかし、リノベーションは大改修にもなる場合がありますので、しっかりと知識を入れて検討をしないと、このような

悪質リフォームに引っかかってしまうのではないでしょうか。

性能改善リフォーム事態は脱炭素社会の実現に向けて大切な内容です。しかし、言葉を聞く順番が一つ間違うと、

下図にあるような省エネリフォームが義務化などと言って誤解を招く営業、訪問販売が行われるとお客様は

間違えてしまうと思います。

弊社の周囲はご高齢の方もいて、中には被害に合っています。一つそういった手法に引っかからない対策としては、

突然営業の方が訪問して何を言われても、「いつも工事をお願いしている会社がありますので」とお断りいただくことが

最も大切だと思います。

悪質リフォーム

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